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Discharge - Why (1981)
1. Visions of War
2. Does This System Work?
3. A Look at Tomorrow
4. Why?
5. Maimed and Slaughtered
6. Mania for Conquest
7. Ain't No Feeble Bastard
8. Is This to Be?
9. Massacre of Innocents (Air Attack)
10. Why? (Reprise)
イギリスの伝説的ハードコアバンド、Discharge。
Sex Pistolsの歌詞からバンド名は取られています。
メタルのCDを紹介する当ブログですが、彼らの音楽はメタラーなら耳を引くことと思います。
一部のスラッシャーだけでしょうが。
彼らは1977年にデモを製作。
その後、シングルを三枚リリースした後に1stEPとなる本作Whyをリリースしています。
再発盤には初期シングル三枚がボートラで付いてくるのでお買い得！
とは言っても、それでも24曲で35分ですが(笑)
別にハードコア・パンクに詳しいわけではないですが、1曲1分が当たり前の世界だったんだと思います。
勢いが美徳となるジャンルですね。
必死こいて1分演奏して、はい終わり。
普通の音楽を聴いてる人には理解できないでしょうが、潔くて良いじゃないですか。
アホ程単純なリフに合わせて、ただ叫ぶ。
それだけの音楽ですが、それゆえ格好良いんです。
EP本編も良いですが、ボートラの20～22曲目。シングルのDecontrolが一番のオススメです。
わかる人だけ聴いて楽しむ。それでいいんです。
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Discharge - Hear Nothing See Nothing Say Nothing (1982)
1. Hear Nothing See Nothing Say Nothing
2. The Nightmare Continues
3. The Final Blood Bath
4. Protest And Survive
5. I Won't Subscribe
6. Drunk With Power
7. Meanwhile
8. A Hell On Earth
9. Cries Of Help
10. The Possibility Of Life's Destruction
11. Q: And Children? A: And Children
12. The Blood Runs Red
13. Free Speech For The Dumb
14. The End
イギリスのハードコア・レジェンド、Discharge。
彼らの凄みは、この1stフルを聴けばわかることでしょう。
一つのリフで押し続けるため、勢いが凄まじい。
無理矢理、耳の奥までリフをねじ込まれているかのようです。
初期スラッシュメタルにも通じる単調なリフは、わかりやすく、そして格好良い。
MetallicaがカバーしていたFree Speech For The Dumbは本作収録。
原曲の方が格好良く、めちゃめちゃクールです。
昔、実家でこの曲を聴いてテンションが上がりすぎて
ふりーすぴーちふぉーざだーむ！
と叫びまくっていたら隣の部屋でセッ○ス中の妹に怒られたのは良い思い出。
コホン。
これは紛れも無く名盤です。
これを気に入ったなら、他のハードコアにも手を出してみるべき。
とは言うものの、メタラーが反応するギリギリのラインのハードコアだとは思います。
音質もデビュー時から比べると良くはなっています。
80年代スラッシュがいけるなら大丈夫かな。
メタラー的にハードコア・パンクがどういう印象なのか気になるところです。
私は好きなんですけどねえ。
やはりボートラでシングルやEPが収録されていますが、その中のDooms' Dayという曲は最強です。
こんなカッコイイ曲がフルアルバム未収録というんだから恐ろしい。
Discharge - Grave New World (1986)
1. Grave New World
2. In Love Believe
3. D.Y.T. - A.Y.F.
4. Time Is Kind
5. We Dare Speak (A Moment Only)
6. Sleep in Hope
7. The Downward Spiral
8. Contact with the Real
9. It Will Always Stay
全世界1000万人のDischargeファンが「ええええええ！？」ってなった作品。
結成から数年で死ぬ程EPやらシングルやらをリリース。
しかも、その全てがハードコア・パンクの聖典になりそうな良曲のオンパレード。
まさに神となったDischargeですが、この辺りから音楽性の変化が見られます。
最早ハードコアとも呼べぬ音、これはハードロックです。
Black Sabbath直系の音で、ドゥーミーになっちゃってます。
このバンドの魅力は勢いと速さでしたから、当時のファンはこのバンドを憎悪したかもしれません。
かく言う私もそれ程好きなアルバムではないんですが、まあ悪くはないです。
Dischargeの作品である、ということを忘れて聴けば、そこそこ良質のHRですよ。
しかし、前作までのアホ丸出しのボーカルはどこへ行ったのか、普通に歌っちゃってますね。
もうちょっとぶっ飛んだ作品ならなあ。やっぱ勢いは欲しかった。
Discharge - Massacre Divine (1991)
1. City Of Fear
2. F.E.D.
3. Lost Tribe Rising
4. Challenge Terror
5. White Knuckle Ride
6. New Age
7. Terror Police
8. Kiss Tomorrow Goodbye
9. Sexplosion
10. Dying Time
11. E# 2.30
迷走。
その一言に尽きます。
前作でまさかのHRバンドになったDischargeですが、更に良くわからない方向へ向かっています。
とりあえずロックという括りに居ることは確かなんですけど、何だろうこれ。
前作よりはハードコアで、メタル的色合いもあり、そしてファンキー。
うん、良くわからない。
様々なジャンルのクロスオーヴァーを行うにしても、楽曲の出来が良ければ問題ないのですが。
これは、どのジャンルのファンにもアピールしないでしょう。
多分Dischargeのファンにもそっぽを向かれたと思います。
ただ、ベースはめちゃくちゃ上手いし、所々クールなリフは聴けます。
特に3曲目Lost Tribe Risingは格好良いぞ。
やっぱりセンスのあるバンドだとは思うんですが、本作のセンスには誰も付いてこれなかったようです。
Discharge - Shootin Up the World (1993)
1. Manson Child
2. Lost In You
3. Shootin Up The World
4. Psycho Active
5. Leaders Deceivers
6. Fantasy Overload
7. Down And Dirty
8. Never Come To Care
9. Real Live Snuff
10. Exiled In Hell
11. Reprise
Dischargeの4thフル。
流石に前作の暴走は反省したのか、以前の勢いを取り戻しつつあるようです。
ハードコア一辺倒のサウンドではありませんが、メタリックな要素を上手く取り込んでおり、なかなか格好良い。
のっけからスローテンポの曲ですが、それもBlack Sabbath的なものだと考えれば聴けます。
ボーカルスタイルも初期のシャウトに近く、普通に歌うより全然よろしい。
もう終わったバンドとして見なされていたのかもしれませんが、これぐらいの作品が作れるならまだ大丈夫。
やっぱりベースが格好良いですね、ゴリゴリのグワングワンです。
んー今までのアルバムで一番Thrashに近いかも。
スラッシュとハードコアのクロスオーヴァーが好きなら気に入るかも。
私は結構好きです。
Discharge - Disensitise: (vb) Deny - Remove - Destroy (2008)
1. Blood of the Innocent
2. CCTV
3. What Method What Madness
4. They Lie You Die
5. Becomes Again and Again
6. Spoils of War
7. Persuasion = Power
8. Web of Disadvantage
9. Ignorance Your Surrender
10. Kept in the Dark
11. You Have the Gun
12. Will Deceive You
13. Beginning of the End
14. No Return
現代に蘇ったHardcore Punk。
Dischargeはイギリスの伝説的ハードコアバンド。
70年代後半に結成され、80年代前半まで1stフルアルバムと共に大量のEP、シングルをリリース。
当時としては最も過激なサウンドだったと思います。
ハードコアファンだけではなく、メタラーの心まで鷲掴み。
ところが2ndフルでまさかの伝統的HRへの転向。
これを境にファンからは愛想を尽かされ、バンドは迷走。
しかし90年代半ばから徐々に元のサウンドへと戻り、この2008年最新作で完全復活を遂げました。
Discharge初期作品のほとんどのジャケットは黒地に白でした。
音楽性を変えてからはジャケットにも凝りだしたのですが、本作のジャケットは初期作品を彷彿とさせます。
これは彼らの原点回帰宣言だと思って間違いないと思います。
もう音が語ってます。
音質こそ良いですが、やってることは70年代後期～80年代初期Hardcore Punkそのもの。
唯一ボーカルが若さ特有の勢いを失ってはいますが、これはこれで格好良い。
低音重視の単調リフ、しかし疾走感はスラッシャーの心も掴みます。
特に「They Lie You Die」「You Have the Gun」からはThrash Metal的要素も垣間見れます。
もうCool！としか言いようがありません。
全ロッカーの耳に叩き込んでやりたい作品です。
※音量注意
