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Necronomicon - Necronomicon (1986)
1. Dark Land
2. Possessed by Evil
3. Bloody Revenge
4. Insanity
5. Blind Destruction
6. Hades Invasion
7. Magic Forest
8. Iron Charm
日本にもNecronomiconというバンドがいますが、これはドイツ産。1stアルバム。
ジャケットがOverkillみたいですが、多分マスコット的な何かでしょう。
さて、内容の紹介です。
CD流した瞬間笑いが止まりません。
だってDestructionまんまなんですもん。
高音のギターソロとか曲展開とか、挙句の果てにボーカルはSchmierそっくり。
Destructionのフォロワーという言葉では生ぬるい、物真似バンドです。
ただし高品質。
Destructionまんまと言っても、細かなアレンジは違います。
別に似たような曲をやってるわけでもないし。
ボーカルもSchmierそっくりではありますが、もっと声を潰してます。
Possessed by EvilとかMagic Forestは、80年代を代表するスラッシュチューンと言ってしまってもいい。
めちゃくちゃ格好良いです。
物真似だからってバカにして聴かないなんて損です。
こいつらも80年代ドイツ代表の貫禄はあります。
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Necronomicon - Apocalyptic Nightmare (1987)
1. The Ancient Ones
2. Apocalyptic Nightmare
3. The Following Century (Darkland II)
4. Rhetorical Dictum
5. In Memory
6. Broken Illusions
7. Retributive Strike
Destructionの覆面バンド、に限りなく近いNecronomiconの2nd。
このCDを渡して
「これ、Destructionの未発表音源だよ」
と言えば騙される人も結構いそうなぐらいDestructionに似ています。
ここまで似ていると、本当にDestructionが好きなんだな～と逆に微笑ましくなります。
しかし、このバンドが凄いのは80年代のDestructionが新作を作ったらこんな感じだろう、という音だからです。
勿論、楽曲が良質であるからそう感じるのですが。
本当にDestructionの新譜を聴いているみたいです。
それゆえ、オリジナリティーなどほとんどありませんが、80年代スラッシュ好きなら聴いておくべし！
でも曲は1stの方が格好良いかな。
そういえば声もSchmierに似ているのですが、1stの紹介の際にこういう意見が寄せられました。
「Destruction復帰後のSchmierに近い」
確かに。若干、声を潰しているため昔のSchmierよりも最近の彼に近い声ですね。
と、まあ何かコメントを下さると嬉しいですね。
Necronomicon - Escalation (1988)
1. Death Toll
2. Murder of Profit
3. ...and the Night Will Be Silent
4. Cold Ages (Darkland III)
5. Black Frost
6. Skeletal Remains
7. Dirty Minds
8. Mosh the ABC
Destruction大好きっ子達によるバンド、Necronomicon。
1988年の3rdですが、この年はDestructionが音楽性を変えた年。
何とまあ、それに合わせてこのバンドも音を変えてきました。どこまでDestructionを追うのか。
Destructionは3rdフルのRelease From Agonyから、ちょっと凝った曲をやるようになりました。
その物真似で、Necronomiconも同じよーなサウンドになってます。
「おいおい、Destructionの新作、超クールだぜ！俺達も真似しよう！」
↑こんなやり取りが目に浮かびます。
それでもパクりになっていないところが驚愕。
あくまでもDestructionの方法論で自分達の曲を作っており、これが格好良いの何のって。
私個人の意見では、曲の出来自体は本家より良いと思ってます。
本作ではちょっと遊び心も入っており、ファニーな雰囲気の曲も収録されています。
この辺りはDestructionとの差別化を図りたかったのか、それとも単にお遊びなのか。
何にせよ良いアルバムだと思います。Cool!
Necronomicon - Revenge of the Beast (2008)
1. Magic Forest
2. Haunted
3. Warfare
4. Nightstalker
5. On Pain of Death
6. Blood Sky
7. Who Dies?
8. Refugee
9. Skull & Bone
10. Commit Suicide
11. War in the Cradle
12. One Universe
びっくりした。
80年代から活動しているドイツのNecronomicon。
そこそこのペースでアルバムを出しており、これが6枚目になります。
80年代はDestructionまんまの音、しかし本家にも劣らない出来の作品を作っていました。
ところが、2008年のこの作品では超メジャー級サウンド炸裂です。
マイナーなバンドというのは音質が悪かったり(意図的なこともあるけど)流行とは真逆の音楽をしてたりします。
しかし、このNecronomiconというマイナーバンドは、まるでメタル最前線に立っているかのような音。
今年で言うなら、ExodusとかOverkillの新譜とタイマンはっても良い勝負できるでしょう。
声は相変わらずSchmierに似ていますが、基本的には純粋なThrash Metalです。
特別Destructionを意識してはいません。(それでも、ぽく聴こえることはあります)
これだけの作品、何故売れないのか信じられません。
今流行ってるメタルバンドの音を完全に凌駕しているのに。
これはオススメ、特に若いメタラーには是非聴いてほしい。
そしてマイナーメタルの世界にのめり込んで欲しいですねえ。
動画は1st収録の代表曲、Magic Forestのセルフカバー。
音質やアレンジが変わるだけで、こうも化けるものでしょうか。いや元も素晴らしい出来だったけど。
