Sodom - In the Sign of Evil (1984)

1. Outbreak Of Evil
2. Sepulchral Voice
3. Blasphemer
4. Witching Metal
5. Burst Command Til War
こんなの音楽じゃねえ!
と、言われてしまいそう。
Sodomは今でこそドイツのスラッシュメタル代表選手ですが、こんなヘボい時期もありました。
Sodomが世間で認められるようになったのは、もっと後のアルバムからです。
何と1982年には既にデモ音源を製作しており、84年の本EPがデビュー作となります。
彼らもオリジネイターなのです。
本作のメンバーはこんな感じ。
Angel Ripper - Vocals, Bass
Grave Violator - Guitars
Witchhunter - Drums
この芸名の稚拙さがたまりません!
いやあ若さですね。
音楽性もそんな感じで、若さに任せた勢いだけで突き進んだスラッシュメタルです。
スラッシュメタルとは言え、DestructionやKreatorのようなガチガチな音ではありません。
Venomの影響が強く出た、Evilなスラッシュメタル。
この路線の原点はVenomで間違いないでしょうが、完全にThrash Metalに仕立て上げたのはSodomでしょう。
音楽性もさることながら、演奏も稚拙!
もう本当にヘッタクソ。
でも何故でしょう、逆にそれがThrash Metal本来の攻撃性を高めてるんですよね。
ドラムとかもうバタバタ。そんな焦んなよ(笑)
しかし、この勢いだけの音が大好きというマニアが多くいるのもまた事実。(私もその一人)
本当に格好良いんですけど絶対オススメできませんね、これは。
この汚いギターリフとか絶対、後続バンドに影響を与えてると思いますよ。
目茶苦茶カッコイイですし。
この時代、こんな音楽やってる奴らはほとんど居なかったでしょうから、やっぱり原点のサウンド。
ちなみにOutbreak Of Evilなんかは今でもライブでプレイされてます。
若かりし頃の過ち、とか考えずにこの時代の曲をプレイし続けてくれるSodomに敬礼!
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